基準
もう20年も通っている段差。この段差を自転車で登ったり降りたりするのをずっと続けてきました。 段差はいつも同じ高さで、使っている自転車もこの10年は同じものを乗継いでいるので、できていた事ができなくなっているなら原因は自分しかない。 自分の調子の良い時は違う場所へ行くのでここへの頻度が下がる。 ここは自分の身体がどう動いているのかを計る為の自分の基準。 身体が硬いのか、跳ねてないのか、タイミングが遅いのか、姿勢がおかしいのかなどを確かめながら繰り返し登っては降り、感覚を修正していく作業。 この作業が嫌いじゃないどころか、楽しみのほとんどはこの作業にある僕は、なかなかここから離れられない。これまでの新しい発見も新しく可能になる事も、ここで過ごした時間の上にあるから尚更。 でも、そろそろ新しい基準を見つけたいな、と思うこの数年。 新しい基準をみつけたら今までと違う場所へ出ていけるんじゃないのかな。と想像しながら今日もこの段差へ向かう。 ▼記事が気に入ったら是非「いいね!」をよろしくお願いします。
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