素敵な雨宿り
今日は久々のオフ。 でもここんとこエンジンもかけてないし、少しだけ近場走ってこようかな、といつものルート66(県道66号)を使い恵那の道の駅「らっせいみさと」へ 久々のハーレーライディング。 久しぶりに水から出て呼吸をした感じ 天気はどんよりだけど、なんとか持ちそうだし、このままトンボ帰りするのももったいないし、もう少し走ろうと国道418号に乗り、八百津方面に回って多治見に戻るルートを選んだ。 国道418号は途中から県道412号に変わり、さらに山深くなっていく。 しばらく山道を快適に飛ばしていると、バイクのシールドに水滴が付きだした。 あちゃ〜、いよいよ降ってきた。 どこかでカッパを着なきゃなー、と思い走ってると、古い木造の校舎を発見。 廃校になった山村の小学校かな? 一度は通り過ぎたけど、校舎の味に惹かれてUターンして戻ってみる。 校庭の入り口にハーレーを停めて歩いて校庭の中に入ってみた。 校舎の時計とか鉄棒とかなんかすごくレトロで懐かしい感じ 窓から中をのぞいて見ると絵がたくさん飾ってあって、アトリエかなにかなのかな? 小さく「ギャラリー入り口」と書いてある方へ回ってみると老婦人が一人。 「中に入っていいですか?」と聞くと 「どうぞ(笑顔)」といわれるままに靴を脱ぎ校舎の中に入る。 上がってすぐの部屋(1組だったかな?(笑))は展示室になっていて、水墨画を中心に書の作品も飾ってあった。 なかなかの腕前だなぁ〜と眺めてると、ご主人が入ってきた。先程のご婦人の旦那様だ。 「これ全部ご主人が描かれたんですか?」 と聞くと 「そうです」 とご主人。 水墨画を見ながらいろいろお話をうかがう。 水墨画や書以外にも写真にもお詳しく、話を聞くと、京都で生まれ、写真家として活動しておられた時期もあるという事で、その後愛知の自動車学校の教員を経て、退職後、創作活動に専念する為、愛知の住まいを売却し、20年前にここ八百津の廃校にアトリエ兼住居を構えられたということらしい。 自分がモード学園を出て以前はアパレルでデザイナーをしていたこと、今はウェブデザインの仕事をしていること、旅とオートバイが好きなこと、カメラが趣味なことなどを話すと、面白がってくれて、まぁ、コーヒーでも飲んでゆっくりしていきなさいと、健康に気を遣う先生が毎日飲んでいるという「海洋深層水で淹れたコーヒー」を出していただき、その後、廃校の中も含めいろいろ見せていただいた。 画像右上 画像左下 画像右下 なんと言っても驚いたのは先生、御年84歳!にして、デジカメはもちろんスマホ、タブレット。PCまで使いこなすIT水墨画家でもあるということ!! しかも、こちらのホームページは自作とのこと(@_@) 画像右上 画像左下 画像右下 「わしは84歳だが、まだ84歳、あと20年はやれる。それにまだまだやりたいことがありすぎて、少し時間に進むのを待っててもらいたいくらいだ。」 と、先生。 ホームページを作ってもなかなか更新がままならないという先生にfacebookをお勧めし、パソコンにfacebookの登録画面を出すと、是非やってみたいのでアカウントを取ったら友達第一号になってくれないか、と、先生。 もちろん、喜んで!と答えました。 アカウント取ってくれ、じゃなくて、自分でチャレンジする、という前向きな姿勢がすばらしい。それにSNSの概念を一発で理解できるなんて、なんという頭の柔軟さだろう。 もっともっとお話したかったが、山の中、雨もやみそうにないし、あまり遅くなると寒くなってしまうので、また来ることを約束し、先生と握手を交わし、カッパを着こみ、ハーレーに跨り、アトリエを後にすることにした。 Life is like a journey , journey like a life. 旅先でまた素敵な先輩旅人に出会いました。 次回木全というこれまた面白い後輩旅人を連れてお邪魔します! またお会いしましょう、先輩(^^)。 雨が降ったら雨宿りし、疲れたら道端で昼寝する。オートバイの旅じゃなければ出会えない景色、人がいる。だから僕はオートバイの旅が好きだ。 ————————————————————— 『森濤石水墨画美術館』 地図はこちら WEB-SITE:www.md.ccnw.ne.jp/ekaki/ 今までTV等メディアに取り上げられたことはないということで、こんな岐阜県の宝、中部の宝、日本の宝のような方をほっておくのはもったいない! もっともっと世の中に出ていっていただきたい思うので、TV、雑誌、メディア関係のお知り合いが是非ご紹介いただきたいと思います。
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