ねむるひなだん
だんだん ひなだん。 おひなさま は このひ が まちどおしくて しかたがありませんでした。 おだいりさま は はこのなか で ゆっくり ねているのが すきです。 ただ きがつけば ずいぶん と ながいあいだ ねていた き がします。 はこからでて てに しゃく や せんす を もち すましがおでひなだんにすわると ああ なるほど と おだいりさまとおひなさまはおもいました。 ずいぶんとながいあいだ はこのなかにはいっていました。 あのこ の あかんぼうだな と おだいりさま は おもいました。 おおきくなった あのこがやってきて あかちゃんをだいて ああ たしかに あのこだ と おだいりさまとおひなさま はおもいました。 このおひなさまはね おかあさん の おばあちゃん のものだったんだよ。 と おおきくなった あのこ は いいました。 おだいりさま と おひなさま は ようこそあたらしいあかちゃん。 おだいりさま と おひなさま は あいさつをします。 そして おだいりさま と おひなさま は おまじないをかけます。 だんだんひなだん。 こうしてまいにち おまじない を した おだいりさま と おひなさま は でも こんどの ねむり は それほど ながくありません。
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