ですこぱ。

ブッカ

ブッカ

最近、多治見市小路町23-2にて「銀座ロック巣」というロックなBarを始めました。毎週金土日の午後8時から12時までやってます。

http://furari.shop-pro.jp/

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みなさん、お久しぶりでしたっけ?

じぶんが音楽を好きだということもあるけれど、あれから僕は、いつのまにか「多治見ロック部」という地元のロック好きな人達と出会っていたよ。

今月19日にその「多治見ロック部」が弁天町のB-ONEさんでイベントを打つので、金曜日にミーティング、メンバー5人が集まったんだけど、この「多治見ロック部」の面々は、まことに「ロック部」にふさわしい人達なので、のぶみさんの奥座敷もビートが鳴り響く宴となったよ。

※のぶみさん自慢の味噌おでんからスタート、一気に寒くなって湯気が見えるようになった店内、常連さんで大賑わい、イスポルカの音源をiPhoneで流す、初めて聞いたイスポルカ、ロックじゃないが許せるということになる、鍵を掛けずにトイレで用を足していたらどこぞの姉様がバーンと入ってきたのでご一緒しますかと一応聞いてみる。

人生とはなんてみじめなものか、
ランボオは死ぬ間際にそう書き残したらしいが、
もうじき動かなくなるであろう自分の腕や
立ち上げることもできなくなる予兆は誰にでも訪れる。
骨が軋むってやつだよ。

「若さ」を手にとり、その「残量」を眺められるようになって、
人は初めて受難という言葉の意味を知るわけだ。

※場をB-ONEに移して再び飲み始めるなにを飲んでいいか解らず僕はマッカランのソーダ割り、細いグラスで出てきて、皆はフェイスブックに実況中継を流そうと苦戦している。照明が足りず真っ暗な店内を撮っては消し、撮っては消ししている。当日は午後3時からリハをすることをかろうじて決定する。マスターは忙しそうだった、ゆっくり話しできなかったがまあこれ以上話すこともなく、店を変えようと階段を上がって外に出る。寒いががまんできない寒さじゃない。一番好きな季節、ユーミンのフレーズがちりりと鳴る。ステッカーを追加で作ろうということになる。

だけど「ロックだ、ロールだ、ロカビリだ」と叫んでみたところで、
浮世の卑猥さからは逃れられなくて、
持て余した夢の残骸やら残滓やらが、
宝町へ移動する頃には
キラキラ瞬き始めだす
ああ、また今夜もきれいな★が見えるけど
それは全部妄想なんだよ。

もうあれもこれもやりなおせない、
なにもかもやりかけでとっちらかしたまま。
もうそれを薄めることだってできやしない。
もったいなくてそんなことできるわけない。
そもそも、光は1秒に30万キロしか進めなくて、
「意味」という言葉の本質には届かないんだ。

※「グリーン」に着く。IKKEは帰っていった明日名古屋でイベントがあってやることが山のようにあるらしいから麦茶のようにだれかのグラスにラムが注がれエルビスしばりが始まり「好きにならずにいられない」は僕の持ち歌なのでマイクが回ってきてエルビスが終わってラフィンノーズとかアナーキーとかスタクラとかミッシェルガンとか「赤いタンバリン」はこの夜は封印して12時が過ぎカラオケは止み最後の店→多治見ロック部の聖地「キララ」へ向かう。

ああ、そうだった人生の意味とか、
受難を乗り越える方法だとか、
考えても答えは見つかりっこないのだった。

もう無我の境地でリズムに体を預けて
踊り散らすしか。

自分の生をやり遂げようとすれば、
体を揺するしかないんだ。

だから11月19日に君を待ってるよ。
僕も、もうそんなに若くはないし、
君も、それほど若くはないけど。

アオキブッカ

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