地平線って何キロも先にあるもの

タナカ ヨシノリ

タナカ ヨシノリ

多治見市でフリーランスフォトグラファーをしております
広告写真全般、各種デザイン、印刷物制作、を主に仕事としています

多くを語らない方が良いの百も承知ですが

語ります

http://www.yositana.com/

写真撮影は広い場所がいる。

これは良く言われる事、出張撮影に伺うと、しっかり準備されている場合があるのだが、

スペースが狭い、といった事がよくあるのです。

なぜか?

始めに。

仮にわかりやすくこんな場所だとします、

AD0U5985

撮るものはライター。

で、ほとんど人は、このライターが収まる程度の背景があれば良いと考える。

 

上から撮れば

AD0U5987

こんな感じです

でもね、少し角度をつけると

AD0U5988

ここまで写ります、

もっと角度をつけると

AD0U5989

ここまで写ります。

ここで重要なのは、被写体を同じ大きさで撮っても少しカメラの位置を下げると奥まで写るという事。

つまり、背景はドンドン奥まで必要になるのです。

 

あともう一つ重要なのは、

この写真で敷いてある方眼で言う所の

横のマスの数、当然カメラの目線が下がれば、奥のマスはたくさん写ります。

という事は、この場合、ライターを上から撮る時の何倍も幅が必要なのです。

 

人間の眼は素晴らしく良く出来ていて、記憶や知識で無い画を作って見えてしまう事が多い。

カメラはそこまで到底及ばないんです。

 

でも、そんな所が、写真の面白い所なんです!!

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