男のプレゼント

sottaku キモト

sottaku キモト

アイ−ゴナ【i-57】コーディネーター。
20代半ばずっとくすぶっていたアジア放浪が我慢出来ずまずは働く為にオーストラリアへ!地元レストランで採用されそのまま一年英語と料理修行。そして念願のアジア各国一年間放浪!!!
帰国後確信した天職飲食店、人と人が繋がる空間。
人と人を繋げるi-57で東濃から世界へ!
多治見のカレーうどん・そば屋『そったくどうじ』店主
スーパーファンタスティックヌードルズ合同会社代表 木本真義

http://www.facebook.com/sottaku

人生で二本目のラギオールをプレゼントされた。

もちろん今回も男から。

そして今回もまた元バーマンから。

どちらも伝説のバーマンで、僕は残念ながら彼らのカウンターで飲むコトはなかった。

ありがたい事に何故か自然と顔を合わせたり一緒になる事が多く今でもよくしてもらっている。

一本目は前職の飲食店の社長からで、独立の際にいつかまたバーに立とうな!と。
ホルダー付きの新品だった。
引き出しに閉まってある、いつかの為に。

二本目は独立した時から知り合えずっと続いている人からで、最近その人の知人のバーで一緒に飲んだ帰り際に無造作に鞄から出しハダカで渡された。

“きもっちゃんの店ワイン開けるのにこれ使いなよ、何も知らない若い子にも本物触れさせてあげて” と。

使い込まれたものである。
その人は、どんなモノも捨てる・手放す前提で手に入れ使うからこれもバーの歴史と共に廻って来たのだろう。
本当ならすごい宝物だったはずだけど、無造作に帰り際にくれた。
タクシーの中でずっとポケットに入れた新品とはまた違うラギオールを握って質感と気持ちを味わって帰った。

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僕はバーテンダーという呼称よりバーマンの方が好きだ。
バーに立った頃最初にそう教わったかもしれない。
tenderできるには及ばない。。
ただそこにいる、もてなしたい 何かで楽しませたい 笑顔で帰ってもらいたい その気だけ心の奥に持ってて。その‘時’だけでもいいからと。

ラギオール、小さな村の大きな名だけのブランド。
僕にとっては重い名前がまた心に刻まれた。

その酒の席で、1週間だけそのバーが復活したら多治見の人達も喜ぶだろう!と話した。
が、その反面人の心に残っているモノと今見るモノのギャップは歴史も変えてしまうからそっとしておいた方がいいのかもと言う話もしたようなしてないようなしたような。

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