ようこそ龍神様
先週末の事、叔父の葬儀だったのですが、そこで数年ぶりに従兄弟に会いました。 従兄弟は40過ぎてから画家から僧侶に転職したという男。 6年前の2007年、従兄弟はオーストラリアで初の個展に向けて制作をしており、個展が無事成功したらそのままフランスへ渡ることを考えていたらしいのですが、住んでいたメルボルンで不慮の事故に遭い、一命は取り留めたものの、残念ながら個展を開催することなく、強制送還。 その後日本に帰っても命の危険を感じる出来事が続き(本人談)、導かれるように出家。 伝法灌頂(でんぼうかんじょう)という儀式を受け、阿闍梨(あじゃり)という指導者の位を授り、晴れて僧侶となった従兄弟、法名は 「今日は二つの事を聞きたいです。まず一つ目は観音様の石に屋根は付けましたか?それから二つ目は蛇石ですが、水で洗い、酒と塩、それから洗米と生卵をお供えしてください。」 というのです。 「え!?なになに??ん、んん?? 蛇石? なんのこと??」と俺。 「観音様の石」とは実家の中庭にあるお地蔵様大の石の事で、どうやらいわゆるパワーストーンらしく、祖父の代から親父が大事にしている石で、触ると痛いところが治ったりするらしく、近所の人も石を触りに来るちょっとしたパワースポットになっているみたいなのですが、その石に屋根を付けたほうが良い、という話でした。 さてさて、それで本題の「蛇石」の話。 親父とはほとんど話をしないのでまったくその話は知らなかったのだが、葬儀が終わり、従兄弟の憲隆氏に実家に寄ってもらい蛇石を見てもらう事になったのだ。 中庭に行き、その「蛇石」なるものを探すと、なんと母の手により花壇の石になってた(^_^;) 花壇から外し、憲隆氏に鑑定してもらう。 蛇石は元々家にあったものなので、大丈夫なのだが、憲隆氏によると石には霊的なパワーが宿っているものが多く、やたら拾ってきたりするとよくない場合もあるので、気をつけて欲しいとのことでした。 憲隆氏の指示のもと、蛇石をきれいに洗い、水とお酒、洗米、生卵をお供えし、眠っている蛇神(龍神)を起こす(という)念仏を唱えてもらい、実家ではなく、ウチのほうがいいでしょう。という事で元花壇の石だった龍神様がウチのリビングに奉納されることになったのですが、僕自身あまり信心深い方ではなく、神棚もない家なので、もちろんこういったものを祀るという経験は初めてなんですが、これも何かの縁ということで受け入れてみようかな、と。 憲隆氏によると 「必ず何かが変わりますよ、良い方にね」 って事なので、来年は期待してもいいのかな?(^^) 従兄弟、小椋 憲隆(おむら けんりゅう)のホームページです。 生前供養、初七日法要の他、霊障による相談も受け付けているようです。 ▼記事が気に入ったら是非「いいね!」をよろしくお願いします。
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