カメラ、レンズの本当に面白い所

タナカ ヨシノリ

タナカ ヨシノリ

多治見市でフリーランスフォトグラファーをしております
広告写真全般、各種デザイン、印刷物制作、を主に仕事としています

多くを語らない方が良いの百も承知ですが

語ります

http://www.yositana.com/

デジタルカメラには、センサーサイズが色々ある

300px-SensorSizes.svg

こんな感じ、一番大きなものが、昔のフィルもと同等のサイズです

今回、センサーサイズの大きさとボケの比較をしてみる

試すのは、フォトワークスで使用される、フルサイズのセンサーを持っているカメラと

APS-H(左上)とセンサーを持っているカメラ

センサーが小さいので、トリミングされた状態なので、フルサイズと同じ画角にするには、焦点距離×1.4倍にする必要があります。

今回、35mmのレンズをAPS-Hのセンサーにつけ、(フルサイズ計算で49mm)

フルサイズのセンサーを持つカメラには、50mmのレンズをつけた、

両方とも、同じ画角になるようにして、絞りは同じF2.8で、三脚使用。位置を固定で撮りました

 

まず、フルサイズのセンサーを持つカメラ、(50mmレンズ)

IMG_9973

次にAPS-Hセンサーを持つカメラ(35mmレンズ)計算上は1.4倍にすると、フルサイズとは、ほぼ画角が揃う

AD0U9972

色が違うのは、カメラのホワイトバランスの違いです。

見て欲しいのは、ピントがあっている瓶から後ろのカメラのボケ

 

わかります?

 

フルサイズのカメラ(上)の方が、ボケてるでしょ。

つまり、

センサーサイズが小さい分、焦点距離が短いレンズでも大きく写るんですが、

同じ設定のF値で、ボケは、変わる。

なぜか?

フルサイズを基準にいえば、センサーが小さいという事は、単純にトリミングをしているだけなので、

ボケは、使っているレンズの焦点距離で変わらない。という事。

 

つまり、センサーサイズが小さい時、望遠側の焦点距離が伸びるので優位に感じますが、

ボケは、変わらない、

ということは、

例えば、暗い場所でシャッタースピーと稼ぎたいときは、センサーサイズが小さい方が、絞りを開けられるので有利という事です。

センサーが小さいと単純に大きく写るから便利という訳ではないのです。

 

とにかく、レンズとカメラって、とっても奥深いものなんです。

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