蕎麦前 (そばまえ)とは。

sottaku キモト

sottaku キモト

アイ−ゴナ【i-57】コーディネーター。
20代半ばずっとくすぶっていたアジア放浪が我慢出来ずまずは働く為にオーストラリアへ!地元レストランで採用されそのまま一年英語と料理修行。そして念願のアジア各国一年間放浪!!!
帰国後確信した天職飲食店、人と人が繋がる空間。
人と人を繋げるi-57で東濃から世界へ!
多治見のカレーうどん・そば屋『そったくどうじ』店主
スーパーファンタスティックヌードルズ合同会社代表 木本真義

http://www.facebook.com/sottaku

junkuphoto蕎麦屋photo by Junku

蕎麦前
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。

僕は蕎麦屋を営んでいるからではなく、この言葉が好きです。
*酒が好き居酒屋が好きな事は否めませんが。。。

蕎麦前とは、江戸時代の江戸に多かった蕎麦屋は庶民ファストフードでもあり酒場でもあったのです。当時は酒を量り売りしていたこともありその日呑む分を酒屋で買って帰っていたそうですが、蕎麦屋は大衆の食堂・酒場とは言え水が旨いと同じく質の良い酒を扱っていたそうです。銘柄よりも『上酒』と描かれて。
そんな蕎麦屋で酒を飲むのは、宴の様に呑むのでなく蕎麦が出る迄(と言っても頼めばすぐ出てしまうので蕎麦を食べる)に蕎麦屋の品書きからある物を選び、蕎麦屋もある物の中から工夫して酒の肴として出し、酒を度を超さぬ程度に呑んでいたのです

蕎麦と酒の相性は日本料理としても相性の良い物で、そこに工夫された酒の肴も実にオモシロいものとなっていますね。
蕎麦屋の肴には、
板わさ(かまぼことわさび)
焼き海苔
蕎麦味噌焼き
出汁巻き卵
鴨わさ
そして凄いなーと思わされるのが、『抜き』と言う品々。代表は『天抜き』天ぷらのことなんですが、天ぷらそばから蕎麦を抜いたと言うこと。主体の蕎麦を抜くんですからね^^; 他にもかしわとか卵とか。
限られた物から考える料理ってオモシロい。
品数多いのも良いけれど、ある物で工夫されたモノっていいですね。

話は肴にずれてしまいましたが、、、蕎麦前とは酒のコトなんですよ。
写真は僕が大好きなそして自由な生き方のフォトグラファーのジュンクさんが昔撮った蕎麦屋でのヒトコマ。
こういうのたまらんです。

PS.昨夜も同い年の多治見名物酒飲みさんが、蕎麦焼酎蕎麦湯割り呑んでくれてました〜
酒=日本酒が本来ですが、蕎麦屋ならではの酒を呑んでもらって嬉しかったです!!!

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